うん。コレで最後だな     

 

材料を持ってレジに行く

 

「4215円になります」

 

あ、お金預かってなかった

 

まぁいいや、後で払ってもらおう

 

5000円出す

 

おつりが帰ってくる

 

店に帰る

 

「お、重い」

 

かなり重い、手が痛い

 

 

 

×               ○           □

 

 

 

着いた

 

ん?何か聞こえる

 

「いーじゃん、どっかいこーぜー?」

 

「いや!はなして!!!」

 

「魔奈に何しやがる!」

 

「うるせえじじい!」

 

「がは!!」

 

なんかやばそう・・・

 

カランカラン

 

「おい!何やってんだ!」

 

みんなこっち見た・・・うわ。かなりはずい・・・・

 

男二人か

 

「何だテメー!」

 

「アルバイト人」

 

「んならだまっとけ!」

 

「むり」

 

「んだとゴラー」

 

殴りかかってくる男A

 

片手で止める

 

「お帰りになってください」

 

手に力をこめる

 

「いてててててててて!!」

 

「何しやがる!」

 

男Bも顔めがけて殴りかかってくる

 

かわして背負い投げ

 

「そろそろ帰ってくれないとマジ切れるよ?」

 

思いっきりにらむ

 

「ち、おぼえてろ!」

 

男たちが出ていく

 

「ふぅ」

 

まず魔奈ちゃんにかけ寄る

 

「大丈夫?」

 

下を向いてふるえて泣いている

 

とにかく、包みこむようにだきしめてやる

 

昔よく姉貴をなだめたように・・・

 

うわ!オレって大胆!!

 

マァ1年っていってたからな、失礼じゃないよな・・・

 

少し驚いたようだったが、別に抵抗しなかった

 

「マスターも無事?」

 

「痛い」

 

ソリャソーダ

 

「それにしても強いね君」

 

「まぁ、いちよう」

 

マスターもかっこよかったッスよ

 

いまだふるえがとまらない魔奈ちゃんをどうしようか迷う

 

しばらくして、バイクの音がする

 

カランカラン

 

「アニキ。こいつです」

 

「コイツがおれたちを」

 

ふり返るとさっきの男ABがいる

 

魔奈のふるえが増す

 

「テメーか!オレの・・・」

 

亜門だった

 

怒る気はない

 

ただ・・・もうこんなことにはならないで欲しい

 

「カイト、あ、あの、「亜門。」

 

「もうココにこういう奴ら来ないように言ってくれ・・・・」

 

魔奈の頭をなでながら言った

 

「・・おう・・わかった・・・悪かったな」

 

「サンキュ」

 

亜門と男ABが出ていく

 

「知り合い?」

 

マスターに聞かれる

 

「姉の元恋人」

 

しばらく魔奈の頭をなでていた