バーイトバイト、バ イ ト!

ありゃ?扉になんか紙が・・・・

『臨時休業?』

カランカラん

「こんにちは〜」

シーン

ありゃ?

「マスター?真奈?」

シーン

なんだ?いないのか?

まぁいいか

「・・・・・・あの」

「うがぁひゃ!?」

いつの間にか、真奈ちゃんが後ろにいた

「い、何時のまに・・・・」

「今・・・学校から・・・・帰りました」

「そ、そう」

なんだかな・・・

「お父さん・・・今日いません」

マジですか

「だから・・・今日いいです・・・」

「そうか・・・よし!二人でやろう!」

「・・・私の話・・・聞いてました?」

目が恐い・・・

「いや・・だって金欲しいし・・・」

オレは金の亡者か!!

「・・お父さんしか・・・飲み物できない・・・」

たしかに

「じゃあやめよう」

うう、そんな目で見ないで

「そ、そうだ!ショッピングに行こう!」

「・・?・・・」

「よし!いくぞ!」

無理やり真奈の手を引っ張ってデパートにゴー♪





○                  ×                #






買い物とは不思議なものだ

ふだん無口な女が買い物となると

イキナリ楽しそうにする

「もういいんじゃないか?」

「・・・カイト先輩が・・誘ったんだから
・ ・最後まで・・・付き合ってもらいます・・・♪」

マジですか?

「ひゃ!」

「わ!」

いきなり真奈ちゃんが倒れて、オレにぶつかった

「す、すいません・・・・」

「ああ、なんでこけた・・・ってバナナの皮!?」

そう真奈ちゃんの下にハバナの皮が!

「なんでここに!?ココデパートだぞ!?」

うーーーーん、まぁいいや

メンドイので考えないこととする



「・・もういいですよ・・・♪」

「おわった〜」

もう外は真っ暗

「・・・ありがとうございました」

「いいえ。送るよ」

ゴン

「イテ!今なんか当たった!?」

いま、とてつもない速さで何か頭に当たったような気がした

「・・・どうか・・・したんですか?・・」

「い、いや、なんでもない」

気のせいだろう

「家まで送るよ」

「でも、もう暗い・・・」

「暗いから送るんだ」

「・・ありがとうございます・・・」

帰ってるときも何か飛んできたような気がした




○              ×             ○





カランカラン

「・・・・ただいま・・・」

シーン

「マスター?」

シーン

「帰ってきてないなぁ」

真奈がコクリとうなずく

「・・たまにあること・・・・」

へー、マスターもけっこう冷たいな

「マスターが帰ってくるまでいるよ」

「でも」

「いいってどうせ暇だろ?なんかしようぜ」

「・・・うん」








×                 ○              ○








「ふぁーぁあ」

あれ?ここどこだ?

こんなふとん持ってたっけ?

のぁ!右手が重い・・・ん?なんだこりゃ

・・・・・・・・・・・・な?なななんあなんあななんあなんあぁ!?!?

何で真奈ちゃんがオレの家にいるんだ!?

何で腕まくら!?

だいたいココオレの家か!?

ちがう!ココはオレの家じゃない!!

ま、まさか!!オレはよからぬことを!?

い、いや、そんなはずはない!!

だって作者は、そんなこと書くような人じゃない!!

と、とにかく!!落ち着け!!落ち着くんだオレ!!!

そうだ!深呼吸だ!

スーハースーハースーハー

フゥ〜

よし!記憶の整理だ

たしか、マスターが帰ってくるのまってて

待ってる間、風呂と晩飯いただいて

トランプやオセロ等々していて

何時のなにやら、真奈ちゃんが寝てて

その寝顔が可愛くて、ついつい

・ ・・よからぬことを!?

いや、ついつい寝てしまったんだ

でも、布団なんて無かったし、

一回真奈ちゃん起きたのかな?

だとしたら、何でココで寝る必要があるんだ?

まぁいいか

とにかく真奈ちゃん起こすか

学校遅刻するし

「おーい、真奈ちゃん、おきてーーー
腕がいたいーーー」

「Zzz」

うーん、こんなに気持ちよさそうに寝てるのに、

起こしてしまうのに、すこし罪悪感

「真奈ちゃん、起きて、ガッコ遅刻する」

「ぅんん」

おねがいだからそんな色っぽい声ださないで・・・・

「おきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろおきろ、おきろーーーー」

「ん?・・・あ・・れ?・・・・カイト・・・先輩?」

「おはよう、真奈」

顔を真っ赤にしている真奈、ふふ・・・面白い