「前回ものすごく変に終わったんで続きしましょう!!」
イキナリ大声でどなった真
耳が痛い
「ああ、そうだな」
クラブの話だったっけ?
川崎のせいで忘れてた
願わくば今回は出てきませんように・・・
「無理♪」
・ ・・・・・・・
やっぱりコイツどっからかわいてるんじゃないか?
「川崎オマエ「鈴って呼んで♪」
・・・・・・・
「鈴オマエ最近出番多いんだから他のヤツに変われよ」
最近翼や明里の出番がない
「エーーーーーなんでなんで!?
きっとソレは私が可愛いからだよ」
そりゃないな・・・
相手するだけむだだな
「カイト君」
マットの声
「仲がいいのは、いいんだけど
前回と同じ展開はヤメテね」
全くだ
・・ん・・・今余計な言葉が入ってたぞ!
「聞いたカイっち!?わたしたち仲がいいって!」
と、言いながら腕にしがみついてくる
「どこがだ!!放せ!!」
「イーヤ♪」
あー、だめだ・・・調子が狂う
「もういい・・・で、クラブだっけ?」
「う、うん」
鈴がオレの腕にしがみついたまま
なので、動揺しているマット
ああ、腕にやわらかい物が・・・・
「なら陸上部に入りましょう!?」
「のぁ!」
いきなり明里が目の前にでてきた
って、ちか!!!!
「い、いや、入るんだったら文化系かな」
運動系は、入れないからな・・・・
「なんでですか!?体力あるのに・・・」
・・・・・・・・
「ま、まぁいいんじゃない?
カイト君がイヤって言ってるんだから」
「うぅ・・・」
ナイスフォローマット、でもマット知ってんのかな・・
チラリとマットを見る
目が合うと『ははは』と笑って目を逸らした
これは・・・知ってるな・・・
「それで?カイ兄どうするんですか?」
真が聞いてくる
「そうだな・・・別に入らなくてもいいんだが」
ココの学校は帰宅部もアリだ
バイトも遅れるしな・・・
「あんまり教えたくないけど、イイクラブあるよ♪」
何か恐いな・・・
「どんな?」
一応聞いておく
「えーと・・・・・・面白いクラブ♪」
答えになってません・・・
面白いといっても、個人差があるぞ
「具体的にはナニするんだ?」
うーん、と困ったような顔をして
「・・・楽しいこと♪」
な!まさかオレは犯罪をやらされるのか?
クラブはクラブでもホストクラブとか?
マジカヨ
にげるか?うん、逃げよう・・・
ダッシュ
「アレ?カイっちどこいくの?ま、まってーーー」
「カイト君足速いねーーでもむりしないでねー」
「カイ兄オレ置いてかないでーーーー」
「カイトさん!私あまり出番無いのにーー」
等々聞こえたが無視
★ □ △
ここは調理室の準備室・・・
何か色々な物があるなー
カルパッチョスパイス?なんじゃそりゃ?
ボン!!!
なんだ!!今の音は!!
ここは実験室じゃないぞ!!
しかも焦げ臭いし!!!
おくの方から声がする
「けほっけほ!失敗しちゃった」
「うーん君、調理部むいてないんじゃない?」
「そうかもしれませんね・・・
今までありがとうございました」
トコトコトコ
こちらに向かってくる
ガチャン
大量の煙といっしょだれかが出てきた
「あれ?カイト君?」
そこにいたのは翼だった
そういえばコイツともかなり会ってなかったな
「あ・・・もしかして・・・私覚えてない?」
不安そうに言う翼に意地悪してみたくなったり
「ごめん、だれだっけ?」
このあとの反応が楽し・・・・っておい!!
なぜか翼が泣いている!?
何で泣いてるんだ?煙が目にしみたのか?
「うぅ・・・・・・・やっぱり私の事なんて・・・・・」
クシャクシャの顔も以外と可愛い・・・・・・・ってちがう!!
「あ、お、思い出した!!
翼だ、天空 翼!!!」
慌てて弁解する
すると彼女はイキナリ飛びついてきた
「がは!」
左足を後ろに出して、踏んばる
「覚えててくれたんですね!」
顔は見えないがおそらく喜んでいるのだろう
覚えろって言ったのオマエだし
「で、ココでナニやってんの?」
「クラブ決めてなかったから、今決めてるんです」
オレといっしょだ
何かねらったような展開
「オレもクラブ決め中」
「ホントですか!?てっきり運動部に入ったのかと・・・」
運動部に入れないんだよ!!!
昔から肺がよわくて激しい運動したらせき込むんだよ!!!
悪いか!?悪いのか!?人の気も知らずに!!!
・・・・・・・なんてこと、今のオレには死んでもいえない
「残念だが文化系の方が好みだ」
「そうなんですか?私もです!
と、言うわけでいっしょにクラブ探しましょう?」
どういうわけだ!!
それと、そろそろ離れてください・・・・・・・・・・・