「なぁ、激」
隣で飯を食っている激に話をかける
「なんだ?」
「・・・いや、俺らどうなるんだろうな」
「さぁな、死ぬときは一緒だろうな」
気楽だな、俺ら死刑かもよ?
ここまでのあらすじを簡単に話そうか・・・・・
裏通路を使い外に出た、外はジャングル
激と出会ってしまいそこからは一時休戦でとにかく逃げる
毒蛇に毒グモ、食料もない。しかもクソ暑い熱帯雨林
その場で倒れてしまい、気づけばここの牢屋
「KTKじゃ無いんだろ?じゃあ何の組織に捕まったんだ?」
「さぁな、スクルークやルークーズなら即俺らを殺しているだろうな」
ルークーズ
KTKや悪質な商売をする組織に対抗すろために
作られた部隊
その存在は知られてはいけない
スクルーク
ルークーズの組織を知ったものを殺す部隊
確かにこの二つの組織なら見つけられた瞬間射殺だろう
なら何の組織なんだ?
「ちゃんと飯までくれるんだ、悪い組織じゃないだろうな」
確かにそうだ、牢屋に入れられているが飯はフランス料理のフルコースだ
何でこの寒い牢屋でフランス料理なんだか・・・
「とにかくだ、逃げる事ができるんだろ?」
ニヤつきながら俺を見る
「あたりまえだ、お前が飯を食ってたから待ってたんだろうが」
「お優しい事だ」
フランス料理を食い終わり、立ち上がった激
「さて、行くか」
「了解」
牢屋の鍵を手で潰す
「おい。なんつう握力だ」
「気にするな」
牢屋を出て脱出
「おまちください」
出来なかった
声のした方を見ると一人の少女
激が銃を構える
「待て、あっちは何も持っていない」
「わからねぇぜ、隠し銃があるかもしれない」
冷静な俺達、
でも案外緊張感はある
「お話をお聞きください」
その少女は焦るそぶりも見せない
激が銃を下げようとする
「下げるな、ちゃんと頭を狙っていろ」
俺も少女の頭を一丁の拳銃で狙う
「さっきと言ってる事が違わないか?」
激が標準を戻す
「気づかないのか?やはりここは危ない」
激が周りを見渡す
こちらに銃を向けているやつらが肉眼で確認できるだけでも8人は居る
油断した、早く退散するべきだった
「こっちに来い」
少女に呼びかける
何のためらいも無くこっちに向かってくる
目の前に来た所で首に手を回し頭に銃をつける
「・・・・・それはセクハラになるんじ―――――――」
「そんな事気にしてる場合か?」
余計な事を言う奴だ
「話をお聞きください」
俺の腕の中で震えもしないで呟く少女
かなりの精神力があるか訓練をつんでいるようだ
「残念だが聞く気は無いな」
激が答える
俺も同じ意見だ、聞く気なんてサラサラない
「お願いします」
いくら頼んでも無駄だというのに・・・・・・
だが流石にこれだけ頼まれると人情が・・・・
「どうする?」
激が聞いてくる
どうするも何も・・・・