1階廊下
ん?何か人ごみが・・・
あんま行きたくないな・・・・
「なんでしょう?」
と、言いながら人ごみに向かう明里
やっぱこうなるのね
× ○ □
「右手の骨が折れたんだよ、金出せ!」
お!何か聞こえる
人をおしのけて進む
「わるかったって言ってるじゃないか、
それにぶつかってきたの
そっちだろ」
男が女責めてそれを別の男がかばってる
けんかだな
顔が見えん
見えた!・・・・・・・・・ピキ
「アア?あやまって済んだら警察
いらねーんだよ
100万払えないなら体で、ゴホッ!」
思い切りそいつのをケリ飛ばし、うつ伏せで倒れる
後頭部に足を乗せる
周りのざわつきが煩い
「テメー何しやがる!!」
「・・・・・・・・」
足に力をこめる
「いたたたたったたたたたた」
あーあ、痛そう
「足どけろ!」
どけてやる
こっちをむく男
「どこのどいつだこの・・・・・・・・・」
「お久しぶりです!亜門先輩♪」
オレは今笑顔
でも、黒い笑み、ブラックスマイルだ
「カ・・・・カイト・・・・・はっ・・・い、イヤちがう!
コレはこいつがぶつかってきて「かつあげしてたんですか?」
笑顔を崩さない
「い、いやちがうあれは「お金要求してましたよね?」
「だ、だから「右手動いてますよ?」
どこからか取り出した竹刀を構える
「お、オマエどこからソレ「余計なこと聞かずに質問に答えてください」
「・・・・・・・・ゴメンナサイ・・・・・・・・」
土下座してあやまってくる、いつもなら許す。
でも・・・・・
「おめでとうございます先輩」
先輩が顔を上げる
「な、なにが???」
「先輩たしか、999回めで引っこしましたよね?」
先輩の顔が青ざめていく
「おめでとうございます♪{オレの目の前で悪いこと回数}
・ ・・・・1000回目です・・・・・覚悟・・・・・できてます?」
先輩が立ち上がる
「こうなったら・・・・・ウラーーー」
殴りかかってくる
ガツ
片手でつかむ
「やる気ですか?ふふ・・・上等です♪」
「ち、ち、ち、ちがう!!滑ったんだ!!」
「問答無用♪」
「たすけてーーーーーーーーーーーーーーー」
「お兄ちゃんみっけ♪」
ピタ・・・・・・
「由紀・・・・・・・・・・・・・・・・・・・由紀!!!!」
こちらに向かって走ってくる
「ちょ・・・せ、先輩!!由紀おさえといて!!!」
「え???え??????????」
「今のチャラにしときますから!!」
「アイアイサーーーーー」
先輩が由紀をおさえてる間に逃げる
「ま、まっておにいちゃーん」
脱出成功
○ □ △
ふぅ、なんとか逃げきった
「さっきは助かったよ」
後ろからの声、後ろに美少年
「だれ?」
「さっき女の子をかばっていた人間」
ああ、あいつか
「いいよ、たいしたことないし」
先輩を止めるのは姉貴から引きついだ
オレの役目だし
「だけど黒金のパンチ止めるなんてすごいよ」
まぁな
「先輩けっこうあばれてたりする?」
「モノスゴク」
ははは・・・後でお説教だな・・・
「君。水野カイト君?」
「イエス」
何でシッテンダ?
「やっぱりそうか。
赤いメガネだからもしかしたらと思ったんだ」
だれだコイツ
「覚えてない?一度あったんだよ?」
「ごめん全く」
わからん
「まぁ、由紀におわれて大変そうだったからなー」
由紀も居たのか・・・
ならあのときしかないな・・・母さんの再婚パーティー
あ、もしかして!!
「新田 誠!!」
「正解!」
あのときのヤツか・・・
「覚えててくれてうれしいよ」
「まぁな」
「僕2−Cなんだ、よろしくねカイト」
「アアよろしくマット」
「そのあだ名覚えててくれたんだね」
「ああ、こう呼ぶから」
「OK、あ、職員室急いだ方がいいよ」
やば、もうこんな時間だ
「それじゃ、同じクラスになれるといいね」
「ああ、またな!」
ダッシュ!!
○ ○ ○