うわー
何かみんなオレのことさけてるな〜
今昼休み中と言うことで、食堂移動中
ココが食堂か・・・
かなり広いな
目線が痛いな・・・・かなりつらいな・・・・・
まず食券だ・・・・・
「えーと、販売機どこだ」
えっと・・・・
「何じゃこの行列は!!」
思わず声に出してしまった
うぅ、視線が痛いよぅ
コレに並ぶのか・・・・・
列の一番後ろに並ぼうとする
「あの。よかったどうぞ・・・」
一番前のやつが言う
「いいよな、みんな」
{ああ}{いいよ}などと聞こえたので
使わしてもらった
どこに座ろうか・・・
だれかのとなり座るとかわいそうだしな
「なぁーいっしょに、食おうぜー」
おぉ先輩が、ナンパしてる
「先輩♪オレがいっしょにくって差し上げますよ」
先輩がこちらを向く
「げ・・・い・・今のはまだ未遂だ!・・・」
顔が青くなっていく
「ふふ・・・どうだか・・・」
「ま、まぁ・・・とりあいず席に着こう!・・・・」
と言うことで、とりあいず席に付く
うわ、みんな避けていく
「亜門・・・あんたいったい何やったんだ・・・・」
「色々」
「オレが居なくて良かったな・・・」
「まったくだ」
ホントに何やったんだ
特に女が避けてくる・・・・
「逮捕されないでくださいね」
「犯罪はやってるが口止めしてる」
「オレの知り合いに手出したら殺すぞ?」
「こ・・・・恐いよ・・・カイト・・・・」
おっと、取り乱してしまった
「それより、ピンクの嬢ちゃんと、あのガキ生きてるか?」
桜井と竜のことか・・
「生きてるよ、ピンピンしてる」
「そうか・・・いきとるのか」
生きてたら駄目なのか?
○ × □
「その・・・もぐもぐ・・・メガネくれ」
「バカ言うな・・・ぱくぱく」
「奏はオレ・・むしゃむしゃ・・の彼女だぞ」
「もとな・・ガツガツ・・オレは今でも弟だ」
「・・はぐはぐ・・オレは本気だった」
「今遊び・・ぱりぱり・・回っているだろ」
「うるさいよこせ」
「レンズあげただろ」
「なくした」
・ ・・・・・・ピキ
「ウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソ
その竹刀捨てろ!!」
「もし本当になくしてたら殺す」
「あるってほら」
レンズに穴をあけて、そこにひもがとうしてありペンダントにしてある
「壊すなよ」
「わかって・・がりがり・・るって」
壊したらマジ許されん
「墓参りにも行かないヤツが・・・・」
「いったら・・かりかり・・泣きそうになるんだもん」
「あんたがいったら姉貴喜ぶぞ」
「いっただろ?奏はおまえが好きだったんだよ」
「どうだか・・・ごっそさん」
「またな」
「おう」
× × ×
放課後
さてと
こずかい集めのためのバイト探すかな
いちよう、生活費とこずかい十分もらってるぞ
でも、バイトをやりたい年ごろなんだよ!
「何かいいバイトない?」
となりのマットに聞く
「バイトするの?」
「将来のためにボチボチと」
「えらいね」
まぁな
「でもカイト君ちって金持ちだよね」
「いいだろべつに!」
いちいちつっこむなよ
「まぁいいけど」
いいなら言うなよ
「うーん、このあたりでいいところないな〜」
ないか・・・
「あ、」
「何か心当たりあるのか?」
「うん、まぁ」
「ソレでいいから教えろ」
とにかくどこでもいいのだ
「町外れの喫茶店のウエイターなんてどう?」
「お、いいじゃん」
「うん。なら地図書いてあげる」
へー、喫茶店のウエイトレスか・・・・
ありがちだな・・・
「できた!はい」
「サンキュ」
おお、ていねいに見やすく
学校から喫茶店まで書いてある
「んじゃ、さっそくいってくる」
「いってらっしゃい」
うーんどんなところだろう
□ ○ ×
ついた
オレの家から歩いて2、30分くらいか
学校と喫茶店にオレの家がはさまれてるな
入るか
カランカラン
「いらっしゃい」
男の声だ
「あの、ココで働きたいんですけど・・・」
「いいよ」
はや!!
モロ即答だったぞ
顔もまだ見てないだろ・・・
「いやーちょうどバイト雇おうか思ってたんだよ」
中からでてきたのは、30〜40のおっさん
「お、その制服、月見高校?」
「はい」
家に荷物はおいてきたけど制服は着がえてない
「家の娘は月見高の1年なんだよ
仲良くしてやってな」
「まぁ」
娘さんいるんだ
「でも、無口でな・・・だれににたんだか」
少なくともあんたじゃないな
「まぁ、来たいとき来て、帰りたいとき帰って
来てから帰るまでの売り上げ3当分で
オレのことはマスターってよんでね」
「そんなんでいいの!?」
「え!だめなの!?」
「いえ・・・いいです・・・」
ああ。だめだこの人
「それと、3当分って」
「オレと娘と君」
そうですか・・・・
「ついでに妻は出ていきました」
そんなだろうと思った
「いつか娘もでて行くよ・・・・」
「ええ!うそだ!!魔奈はどこにもいかないよ!!」
何つう字だ。魔奈ちゃんもかわいそうに
カランカラン
「おぉ、おかえり魔奈、
魔奈はどこにも行かないよな!!」
「・・・・・・」
マスター。娘にしがみついて泣くなよ・・・
「・・・おとうさん・・・だれ・・・」
オレの方を向いて言う
「あぁ。新しく入ったバイト人」
「・・・・・・そう・・・」
うわ、何一つ表情変えない・・・
「水野海斗です」
うわ!!しかと????
「・・用意・・するからはなして・・・」
「おお、すまんすまん」
マスターが魔奈を放すと、奥の方へいってしまった
用意?なんの??
「カイト君には、ウエイターやってもらうよ」
「はい」
「それと、そのメガネ何?」
あぁ、やっぱなんかいわれると思った
「あ、あぁ、ご、ごめん」
「? マスターどうかしました?」
突然マスターが謝りだした
「い、いや・・・何か悲しそうな顔したから・・・」
またか・・・よく言われる・・・気をつけてるんだがな・・・
「はは、すいません」
「いや。いいんだよ
オレはレジと飲み物担当
魔奈は、食べ物担当だから」
用意ってケーキやクッキーのか・・
「それじゃ、今からやる?」
「はい」
○○○ ×
「あんまりお客さん来ませんね・・・・」
オレが来てから1時間30分まだ二人しか来てない
「まぁな」
マスター、のんきッスね
「ケーキ食う?」
「いいんスか?」
「いいよ」
「甘いもんあんまり好きじゃないんですが・・・」
「いいから」
「・・・・・・・いただきます」
パクリ!
「ん!うまいですマスター」
うまい・・今まで食べたどんなケーキよりも
フランスの1切れ18000のチーズケーキよりも!
「だろ、魔奈が作るおかしは世界一さ!!」
うん。マジなるかもしれない
おくから魔奈ちゃんが出てきた
「・・材料・・買ってくる・・・」
「オレが行くよ」
(女の子に力仕事させては行けません)
って、姉貴が言ってたからな
「・・いい・・・私が行く・・・・」
「いってもらいなよ。」
マスターが言う
「・・・・これ・・・・・」
紙切れを渡された、材料のメモだろう
「んじゃ。いってきまーす」
「ストップ」
ドタ
思わず転けてしまった
「いてて・・なんですか?マスター」
「いや、なんでも」
「なら呼ぶな!!」
「ははは、そんなに怒るな」
「はぁ、いってきます・・・」
「いったいった」
なんなんだ・・・・・・・・
少し怒りを覚えながらその場を去った